ハノマンの旅は道連れ HOMEAustraliaクイーンズランド物語>No,2/12

82年
毎日、ユースに泊まっている旅行者と遊んでいた。釣りの道具を買い港の桟橋で釣りをしたり泳いだり。何か釣れたらそれはすぐ晩ご飯のおかずになっていた。別に釣れなくても青空の下に居るだけで十分楽しかった。仕事が終わった開放感と、金が貯まった充実感をあじわってた。
No,2/12 "Big Marlin"
Big Marlin

85年
ある時ユースで働いている日本人のおばさんが、「大きな"Marlin−カジキマグロ"が釣れたという情報が無線でラジオ局に入った、もう少しで港に着く」と教えてくれた。早速行ってみるとすでにたくさんの人が来ていた。暇な人達が多いんだなあと思いながらあまり期待せずに待っていた。

「フォーハンドレッドフィフティーンキロー」とアナウンスがあった。”ウォーッ”と声が挙がりみんな拍手をしてた。415キロ体長は2.3メートルの大物だった。さすがオーストラリア、こんな魚が居るんだ!と思った。みんなが見に来た理由がそのときやっと解った。それにしてもあんなにでかいのどうやって船の上まであげたのかなあ?不思議に思った。

夜、友達が港に釣りに出かけると、その”大物”をしとめた人達がバーベキューパーティーをしてた。”わざわざ釣らなくても良いよ、好きなだけ持って行け!”とナイフを渡してくれた。友達は脂の乗ったおいしそうな所を数キロ塊で貰ってきた。次の日、そのカジキマグロで寿司パーティーをした。ユースの日本人のおばさん、その他日本人、寿司が好きな西洋人、みんなにごちそうしてあげた。初めて食べる近海、生のカジキマグロ、、まずいわけがない!それでも次の日にまだマグロステーキにして食べるほど残っていた。
BACK
TOP
NEXT
e-mail:
はのまん@沈没旅行者