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海の中の風景

オーストラリアのケアンズでスキューバダイビングのライセンスを取った。
世界的にも有名なグレートバリアリーフという絶好のダイビングスポットがある所だ。また全部でA$120という安い値段でとれた。(日本の1/5ぐらいかな?)プールで3日、海で2日、計5日間で、講義は英語だけど、きちんと日本語のテキストがあったため、わりと簡単にとれた。(今は日本人のインストラクターが居る)
初めて潜る海は不安と緊張。しかしすぐにそれは感動に変わった。
きれいなサンゴ、不思議な生き物、たくさんの魚の群れ。あっという間に1時間のダイビングは終わってしまう。

ランチを船の上で食べ昼休み。皆今度はシュノーケルで楽しむ。そこは船で1時間も出たところなのだが水深は数メートルしかない。サンゴが成長して海底から海面近くまでせり上がってきてるのだ!1メートルぐらいのシャコ貝なんかがある。まるで魚になったみたい、最高の気分!
 ライセンスを取った後船で1泊するツアーにも出た。夜の海にも潜った。夜は怖い。水中ライトの範囲しか見えない。みんなにおいて行かれないように必死に泳ぐ。しかし夜の海の不思議だ。夜光虫が目の前で光り、サメが岩場で寝てたり、たくさんのウニやロブスターが歩いている。ウミガメにも出会った。次の日には頭に角がある1メートルぐらいの魚が数匹で泳いでた。

沖縄の西表島で潜ったときがある。
その日は曇りであまり来たいしてなかったが、潜ってびっくり!透明度30メートルの海が広がる。蛍光色の魚の群れ、美しいサンゴの数々。日本にもこんなきれいな海があるんだ!と感動してた。
その後台湾でも潜った。台湾もきれいだけど、魚が少ない。やはり中国人。みんな取って食べてしまったのかな?

フィリピンのエルニドというパラワン島の北の端ででも潜った。そこは海がエメラリドグリーンだった。きれいなサンゴ、魚の群れ。しかしオーストラリアとも、沖縄とも違う美しさ。

オーストラリアからフィリピン、台湾、沖縄までほぼ同じ経度の海で潜って感じた。オーストラリアは国もでかいし人も大きい。やはり海の中もスケールが大きい。1メートルもあるシャコ貝がたくさんいたり、5メートルもあるテーブルサンゴ。魚も1メートル前後のが多かった。サメなら数メートル!フィリピンはサンゴも魚の大きさが中ぐらい。西表島は魚も数センチの大きさだがそれがすごい数の群になる。サンゴも大きなテーブルサンゴなどは少ないが、すごく繊細な枝サンゴなどが多くなる。

オーストラリアはスケールはでかいが沖縄の海の繊細さはない。その海の繊細さが人間にも現れているのかなー。日本人は繊細だけど、オーストラリア人はおおらか。フィリピン人はその中間?海からのぞいた自然はまた不思議な生命の神秘のヒントを与えてくれた。

海の中の写真
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はのまん@沈没旅行者